ブライダルチューリップ

現代の結婚の理想と現実

結婚は当然したいんだけれどわざわざ婚活するなんてそんなの必要ないんじゃないかなぁ
そんなこと思っている人は危ないかもしれませんよ

 

なぜならば今の事態は男も女も結構基本的に意識して努力しなければうまくいかない時代になってしまっているのです
結局就職活動と同じように結婚するためにきちんと目標を定めて自分の方から働きかけて結婚を意識しなければ
一生独身のままで過ごしてしまう可能性はとても高いと言えるでしょう

 

自分の親の世代なんか普通に結婚できたんだからそのうち特に何もしなくてもいい相手が見つかるんじゃないかなぁと思ってしまうのは
はっきり言って間違いです
今と昔は全く状況が違いますからね

 

その理由をご説明しますと親の世代が結婚した頃は日本の経済がとても上り調子で伸び続けていた高度成長期時代です
その頃は高校や大学を出るときにそんなに苦労して仕事を探さなくても就職先は割と簡単に見つかったし
収入だって割といい収入をもらって自動的に増加していくそんなような時代でした

 

そんな環境でしたから普通の人は知り合いが紹介してくれたり職場で自然と恋愛環境になり
結婚相手を割と簡単に見つけている状況だったのです

 

ですが、その状況が徐々に変化を見せたのは1,990年代に入ってからです
あの有名なバブルがはじけてしまって一気に求人の件数が減ってしまい就職に関しては氷河期に突入してしまいました

 

それ以来パートタイムや派遣労働など
非正規雇用の環境で働く人が男女ともにものすごく増加してしまったのです
それ以前のように終身雇用の下で毎年収入が増加するような若い男性というのは少数派になってしまいました

 

その一方男女雇用機会均等法によって女性の働くスタイルや生き方も
選択できる選択肢がとても広がったのです
男性は仕事、女性は家事や育児をしているという一般的な役割分担も随分と様変わりして
自分たちの親が若かった頃のようにみんながおんなじような感じで
結婚して生活をするスタイルをすることができない事態になったのです

 

そんな様変わりした時代を生きている男女の結婚に対する意識が微妙にずれていて
女性に関して言えば現在でも結婚する相手に対して高い経済力を求めるような風潮があります

 

結局は稼ぐのは男性がメインであるという考え方が現在でも主流ですから
結婚して出産したら仕事を辞めるつもりだから
その分の年収の減少をカバーできるような男性との結婚をどうしても望む人が増えているというのが実際です

 

そうなれば現実的にはそんな男性は現在では非常に少ないので
結局は女性が望んでいる男性にめぐり合う可能性はものすごく少なくなってしまっているということになるのです

 

これに関して結婚後も男女共に子育てをしながら働き続ける考え方に切り替えた男女というのは結婚することができていますので
その部分の考え方をきちんと現代風にアレンジしないと
高望みをしている女性はいつまでたっても結婚したくても結婚できないまま
独身を貫いてしまうという状況も続いてしまうのではないでしょうか

 

参考資料

NHK 結婚と家族の理想と現実

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